初立池 花菖蒲

田原市の水源である宇連ダムや大島ダムから放流された豊川用水は、東部幹線水路など約100キロメートルの旅を終え最終調整池である初立池に流入し、日本一と言われる渥美半島の農業を支えています。

初立池は、有効貯水量160万トン、満水面積22ヘクタール、周囲2.4キロメートルの広がりを持ち、池周辺の静寂な景観は、平成22年3月に「ため池百選」(農林水産省)に、また、初立池の夕ぐれが「美しい愛知づくり景観資源600選」に選定されています。

満々と水を湛えた紺碧の水面に、春は桜、初夏は花菖蒲、アジサイが映え、冬には多くの水鳥が飛来し、池周辺には「初立池公園」、近くには国の史跡である「東大寺瓦窯跡」があり、訪れる人々の憩いの場所になっています。

そんな初立池の花菖蒲と紫陽花が今年も咲き始めました。

この時期に渥美半島にお越しの際は是非お立ちより頂きたい場所の一つです。 初立池